家屋調査は何のため(目的)にするの?
ライフライン整備事業(下水道、水道、道路ほか)、施設計画事業(建物の建築、解体)により生じる、振動や地盤の変動等により、近隣建物等に損傷が発生したかどうか、判断する資料とするために調査するものです。
工事施工前の家屋(付帯工作物を含む)の現況を、記録しておく為のものです。
- どのような調査をするの?
- (ア)建物等の現況確認、亀裂や隙間などの損傷等の写真撮影
(イ)柱、建物の外壁、建具、窓枠等の傾斜測定
(ウ)工作物(塀やフェンス等)の現況確認、亀裂や隙間等などの損傷等の写真撮影、支柱などの傾斜測定
(エ)土間(タタキ)や基礎等の現況確認、亀裂や隙間等などの損傷等当の写真撮影
- 部屋の中(内部)まで調査する必要はあるの?
- プライバシーや防犯上の観点から、強制的に調査を行うことはありません。
しかしながら、上記にあるように「工事施工前の状況を資料として記録する。」ことを目的としている為、調査にご協力頂くことにより、工事との因果関係を適切に判断する資料が増えるので、可能な範囲でお願いしています。
- 調査していない所や写真がない所は、どの様に判断するの?
- 当該箇所の周囲の状況(注1)などの調査結果により、因果関係を総合的に判断しております。
(注1)周囲の状況には、当該建物の近隣の建物などの状況も含みます。
- 調査時間ってどのくらいかかるの?
- 戸建住宅(4LDK程度)位の建物で、内部調査に約1時間程度、外部調査に30分~1時間程度です。
敷地の大きさや外構等の状況により、調査時間は変わります。
- お金(調査費用)はかかのるの?
- 無料です。家屋調査は工事の一環として実施しますので、金銭等を請求することは一切ありません。